映画のヒロインに学ぶ~ジェーンバーキン~

ファッション

無造作、ナチュラル、シンプルファッションのお手本といえば、ジェーン バーキン。
映画監督、作曲家など多彩な顔を持つセルジュ ゲンズブールのミューズとしても有名です。

初めて観た彼女の出演作は「ジュ・テーム・モア・ ノン・プリュ」
ジェーン バーキン演じるベリーショートの女の子ジョニーがゲイのトラックドライバー、クラスになんともやりきれない恋をするお話し。
1976年の映画ですが、この作品を観ると白いTシャツにジーンズ(あえてデニムではなくジーンズと書きます)という組み合わせがいかに永久不滅かということが良くわかります。

ジョニーはベリーショートで痩せっぽちな男の子みたいな女の子。
細身のストレートジーンズにタンクトップ、ロールアップした足元はくしゅくしゅソックスに白のスニーカー。この足元、大好きです。

ここでまた、古い記憶を思い出しました。
私が小学6年の頃、アメリカに住んでる日本人の姉弟が、私の通う小学校に1か月ほど体験入学に来たことがありました。
バスケが好きだという彼女の着ているお洋服がスポーティーで、とってもおしゃれだったんですね。
黒のスパッツ(当時の名称そのままにします)に大きめのトレーナーとか着てて、
足元は白のプレーンなキャンバス地のスニーカーにやっぱりくしゅくしゅソックスを履いていたんです。それがかわいくてマネしたい。
当時、地元のスーパーの子供服売り場でお洋服を買ってもらっていましたが、どこを探しても、くしゅくしゅソックスなんて売ってませんでした。
たまたま持っていたプーマのスポーツソックスがなんとかそんな感じになるので彼女のマネをしてくしゅくしゅさせて履いてましたね。
それから数年後にルーズソックスブームが巻き起こるのですが、流行ったころには「遅い」と思っていました(しっかり履きましたけど)。

さて、映画の話しに戻ります。
今から40年以上昔の映画ですが、時代を全く感じさせません。
最近のデニムは股上深めのデザインが主流ですが、その前はローライズが主流でしたよね。
このジーンズ(あえてそう書きます)もおへそが見えるくらいなので股上は浅めですが、
ボーイフレンドデニムのようなシルエットなので、からだのラインを拾いすぎないところが
古くさく感じさせない所以でしょう(まぁジェーンバーキンがスレンダーボディだからということもありますが)。

どうしても画像を見つけることができなかったのですが、ジョニーがクラスとデートするときにピンクのギンガムチェックのワンピースを着ているシーン、このときも足元は同じくしゅくしゅソックスとスニーカーなんですね。ボーイッシュな彼女が精いっぱいおしゃれしていても、足元は普段通りな感じがまた、いじらしくてかわいい。

これは、実際には無理なことではありますが、タンクトップに堂々とノーブラなところもステキです。
ノーブラに関しては役柄に関係なく、ジェーンバーキンはほぼTシャツの下はノーブラです。
惜しげもない、出し惜しみしないところが、突き抜けててかっこいいですね。

ちなみに、このベリーショートはウィッグです。
ジェーンバーキンはストレートロングを切りたくなくてウィッグを被っていると本人も語っています。ウィッグを被ってもこんなに頭が小さいなんて羨ましいかぎりです。

実際はこんな感じです。この肌見せも絶妙なバランス。

エンディングは「そんなのってアリ…?」っていうくらいの結末です(ネタバレになるので書きません)。
でも、音楽もとってもいいし、ジェーンバーキンの魅力満載の映画なので興味のある方はぜひ観てみてくださいね。

 

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